最近「がん」関連のニュースや報道が結構多いように感じませんか?

 スポーツ選手や芸能人など著名な方の「がん」報道は以前からあったとしても、治療開始なり、お亡くなりなるなり、その人にまつわることが、ワイドショーだけではなく、スマホなどで即座にニュースになるので余計にそう感じるのかもしれません。

 「2人に1人ががんになる時代」と言われているので、「私は大丈夫かしら」「家族が心配」と、健康に自信がある人、ない人も、社会的に「がん」に対する不安が慢性的になっているのかもしれません。

 先週は、NHKEテレ「TVシンポジウム」で「がんになった時どうすれば~」など、医師・看護師・がん経験者・厚労省の方などの方々のシンポジウムが放映されていました。

 「今は、がんと付き合っていく時代。がんと共に生きる、共生する。ひとりひとりへのサポートが必要」とまとめられるでしょうか。日本の支援制度は、申請主義なので、患者さん自ら申請しないと始まらない、そして制度が複雑。ワンステップで届けられるようにすることが必要…など共感することが多かったです。

 新しい発見としては、今は「緩和ケア」ってのは、亡くなる前に手の施しようが無くなってしまった場合の慰めもののようなモルヒネ使用とか、それだけではないんですね。

 「がん治療」と並行して「緩和ケア」があり、「痛みを和らげる」「治療の副作用を軽減する」「体調を整えていく」そして精神的ケアも行っていくということです。

 私も診断された当初は「緩和ケア必要」と言われてましたから。(今なら10km/1回 ウォ―キング、60km/1回 サイクリングもこなせるのに、これだけ体力・持久力回復しても、まだ「緩和ケア」って必要なの?ってマジで考えてしまいますが…悪化しないという前提ですけど)


 白血病の息子さんを母親が介護・サポートされているというケースが印象的でした。そしてこれからは家族の格闘などをわかちあえる場が必要なんですね。

 自身ではなく、家族がもし「がん」になったら、どうしてよいかわからず私も混乱してしまうかもしれません。そうならないこと、家族・親族内では、私一人だけで、ホントに十分ですから、ということを願いたいです。

 そして昨夜(5/17)は、同じくNHKEテレ「あしたも晴れ!人生レシピ」で「がんになったら~」という番組がありました。すごく勉強になりましたよ。

 お金のこと、仕事復帰のこと、メンタルサポートのことなど...患者さんの立場から組まれた番組ですね。「がん」でも働きやすい職場として、京都のある医療機器の会社は「がんでも辞めさせない会社」「社員が期待されていると思えるような会社」として紹介されていました。

 「患者同士で話し合う、共感しあう」「穏やかな心で普通に暮らすことが尊い生き方」「1日1日を大切に生きていく」など、がん経験者の言葉が真実だと思います。


 そして、医師からは「がんの原因を考えるのではなく、がんになった意味を考えていくこと」と。

 がんの原因は、それぞれの患者さんでかなりいろいろな要素が絡み合って診断に至りますが、がんを経験してしばらくたつと「ああ、あの時から親子関係のしがらみがとれた」「仕事で無茶していた。そうする必要もなくなった」と意味がわかってくるというのです。

 そうですね。きっと、克服された方は、肩の荷がスッと降りて、肩の荷をスッと降ろして、穏やかになれるのですね。

 今までやってきたこと、経験してきたことを引き継ぎながら、穏やかに過ごしていきたいものです。

 この初夏の雲が漂う青空のように。

 近隣の森からのウグイスの声、アップロードしてみました。

 こんな緑の中をウォーキングできるなんて、豊かな自然に感謝です。

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抗がん剤治療中・闘病中のみなさんが少しでも元気になりますように。

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